福岡県立大学人間社会学部における統計演習の教育効果（2022年度）

石崎 龍二; 佐藤 繁美

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アイテムタイプ	調査報告
言語	日本語
キーワード	統計教育, オンライン授業, 自己評価, 授業改善, 教育効果, eラーニング
著者	石崎龍二 / イシザキリュウジ ( 科研費研究者番号: 90265017 ) 佐藤繁美 / サトウシゲミ ( 科研費研究者番号: 80254647 )
抄録	福岡県立大学人間社会学部で３年次に開講されている統計演習の教育効果を検証した。記述統計・推測統計・変数間の解析に関する知識、データ解析スキルの修得度についての受講生の自己評価、授業の各回での授業アンケート、ｅラーニング確認テスト結果等より考察した。　受講生の自己評価において、受講前と比較し、専門用語の理解度が全23項目で向上し、18項目に有意水準１％もしくは５％で統計的に有意な差が認められた。データ解析のスキルの修得度については、受講前と比べて「Excelを使った統計処理」の項目別操作スキルの修得度が全16項目で上昇し、全16項目に有意水準１％で統計的に有意な差が認められた。　2022年度は面接授業を原則とし、情報処理教室で演習を行い、授業録画を後で視聴できるようにした。2021年度は面接授業を原則とし、各自が所有するノートPCを持参してもらい演習を行い、授業録画を後で視聴できるようにした。2022年度と2021年度で比較したところ、専門用語の理解度については23項目中１項目で2022年度の受講生の自己評価の方が統計的に有意に高く、データ解析のスキルの修得度については、16項目中３項目で2021年度の受講生の自己評価の方が統計的に有意に高い結果となった。
雑誌名	福岡県立大学人間社会学部紀要
巻	31
号	2
ページ	59 - 72
発行年	2023-03-01
出版者	福岡県立大学人間社会学部
ISSN	1349-0230
書誌レコードID	AA11875546

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