@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000055, author = {古田, 祐子 and FURUTA, Yuko and 安河内, 静子 and YASUKOUCHI, Shizuko}, journal = {福岡県立大学看護学研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,簡易型S 皮膚洗浄法が皮膚に症状を有する乳児の体重,体温,肌状態に及ぼす影響と実施者の心身に及ぼす影響を明らかにすることである.  研究デザインは研究者が条件づけをした洗浄法(簡易型S 皮膚洗浄法)を7日間介入した準実験研究である.被験者は,生後60日未満の肌トラブルを有する乳児とその養育者(実施者)22組であった.  結果,次のことが明らかとなった.①洗浄により児の体重(平均± SD)は8.5 g ±10.9 g 減少した(p <0.05).②体温は平均0.3 ~ 0.4℃上昇した(p <0.01).③7日目に発症部位が縮小した児の割合は95.5%であり,丘疹と紅斑の有症率は8割から3割程度に減少した.また,すべての症状が消失した者が5割以上を占めた.④表皮の生理的所見である表皮pH・水分・油分には,統計的な有意差は認められなかった.⑤養育者の洗浄法に対する不安(STAI)や身体疲労度(VAS) は実施日数と関連があった(p <0.05,p <0.01).  これらのことから,当該洗浄法は症状の軽減と部位の縮小に好影響を及ぼすことが明らかとなった.ただし,頬の乾燥症状が増加したことから,ガーゼ圧迫洗浄法により角層が過剰に剥離した可能性が示唆された. また,実施者の心身への影響として,洗浄法を経験することにより,洗浄法に対する不安が軽減すること,洗浄法実施に伴う身体疲労度が低下することが明らかとなった.一方,だるさや痛み等の身体症状を有する者が約5割存在し,実施者の身体症状に配慮した洗浄法について検討する必要性が示唆された.}, pages = {11--20}, title = {簡易型S 皮膚洗浄法が肌トラブルを有する乳児と実施者である養育者に及ぼす影響}, volume = {13}, year = {2016}, yomi = {フルタ, ユウコ and ヤスコウチ, シズコ} }