@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000050, author = {神谷, 英二 and KAMIYA, Eiji}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要}, month = {Feb}, note = {本稿は、ベルリンにある「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」と「ベルリン・ユダヤ博物館」を導きの糸として、瓦礫と廃墟を記憶する行為がどのような空間と時間において生じているのか、そしてこうした空間で誰かを何かを記憶し記念することが可能なのかを明らかにする作業のための序説である。議論の順序として、まずコメモラシオンについて考えるために有力な手がかりとなるピエール・ノラの「記憶の場」とアライダ・アスマンとヤン・アスマンの「文化的記憶」について概観し、「記念の場所」について整理している。次に、記念の場所が置かれた空間を論じ、この空間をジル・ドゥルーズの概念により「消尽した空間」として描き出す。その上で、こうした空間がいかにしてコメモラシオンとしての記念の場所になり得るのかをヴァルター・ベンヤミンの「弁証法的形象」と「固有名」を手がかりに解明している。}, pages = {77--90}, title = {瓦礫の記憶論のために}, volume = {24}, year = {2016}, yomi = {カミヤ, エイジ} }