@misc{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000423, author = {麦島, 剛 and MUGISHIMA, Go}, month = {Mar}, note = {認知はしばしば,様々な精神疾患,神経疾患,発達神経学的障害に影響される。ミスマッチ陰性電位(MMN)およびミスマッチ脳磁図(MMNm)に反映される神経の弁別反応は聴覚認知に関する様々な疾患の研究手段として用いられてきた。MMNとMMNmは,聴覚刺激の変化に対する,もっと一般的にはパターン規則性の乱れに対する誘発性反応である。いくつかの疾患では,音の逸脱に対するミスマッチ陰性電位とミスマッチ脳磁図の振幅が健常者よりも減弱され,ピーク潜時は延長されることが示されてきた。幅広く得られるこの知見は,MMNは特定の疾患の特殊なマーカーとして役立つのではなく,様々な疾患の認知要因の理解に有益である可能性を示しており,リスクの指標として役立つ可能性をもつことを示唆している。この総説では,MMNの小史を表す。その次に,どのようにMMNが精神疾患・神経疾患・神経発達的疾患の範囲内で聴覚生成過程特性を示すのに用いられてきたかを記述する。最後に,将来の研究の方向性を示す。これにより逸脱刺激検出に関する神経基盤の理解をさらに深め,この理解は臨床手段としてのMMN活用の革新に繋がり得るだろう。}, title = {認知機能不全の指標としてのミスマッチ陰性電位}, year = {2018}, yomi = {ムギシマ, ゴウ} }