@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000377, author = {鳥越, 郁代 and TORIGOE, Ikuyo and 藤木, 久美子 and FUJIKI, Kumiko and 古田, 祐子 and FURUTA, Yuko and 佐藤, 繭子 and SATO, Mayuko and 安河内, 静子 and YASUKOUCHI, Shizuko and 吉田, 静 and YOSHIDA, Shizuka and 小林, 絵里子 and KOBAYASHI, Eriko and 佐藤, 香代 and SATO, Kayo and 石村, 美由紀 and ISHIMURA, Miyuki}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学看護学研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,助産師学生の分娩期の助産過程の到達状況を明らかにし,助産過程における思考能力を育てるための支援について検討することにある.学士課程助産教育課程を修了した学生9名の助産過程評価表(N=81)を調査対象とし,学生が受け持った個々の事例の産婦の背景と分娩概要についての分析,ならびに助産過程の到達状況を分娩介助の経験例数との関係から分析した.学生が受け持った産婦の入院状況ならびに分娩概要を分析した結果,前期破水での入院事例,分娩誘発や微弱陣痛のために陣痛促進剤が使用された事例,弛緩出血を起こした事例などに学生は遭遇していたことが明らかとなった.また分娩期助産過程の到達状況を分娩介助の経験例数との関係から分析した結果,助産過程の評価項目のほとんどは,「助言を受けながら実施できた」というレベルにまで到達していたことが明らかになった.この結果から,分娩介助の経験を重ねる中で,学生は助産過程における思考力を向上させていたことが示唆された.しかし助産過程の評価項目別による分析から,16の評価項目中12の評価項目において,評価項目尺度得点と分娩介助経験例数間で有意差が認められなかった.この結果から,学生は,10例の分娩介助を経験した後であっても,情報を統合し分娩進行状況を診断すること,そしてケアの実施につなげていくという一連の診断能力の向上を実感てきていないことが考えられた.  分娩期の助産診断は,短時間で効果的に診断過程を踏まなければならないという点で難しさを伴う.よって分娩経過の中で,学生の考えを引き出しながら,診断プロセスを確認していく対応が実習指導者および教員に求められる.また助産実習前の教育においては,実習中に学生が遭遇していた事例を用いながら,助産過程展開のための事前学習を充実させることが必要である.}, pages = {53--61}, title = {助産師学生の分娩期助産過程の到達状況に関する一考察}, volume = {9}, year = {2012}, yomi = {トリゴエ, イクヨ and フジキ, クミコ and フルタ, ユウコ and サトウ, マユコ and ヤスコウチ, シズコ and ヨシダ, シズカ and コバヤシ, エリコ and サトウ, カヨ and イシムラ, ミユキ} }