@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000364, author = {尾形, 由起子 and OGATA, Yukiko and 小野, 順子 and ONO, Junko and 山下, 清香 and YAMASHITA, Kiyoka and 松浦, 賢長 and MATSUURA, Kentyo}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学看護学研究紀要}, month = {Mar}, note = {目的:介護予防が重点化されるなか,高齢者の介護予防アセスメントツールを開発し,自治体独自で使用され,その有用性の検討が図られているところである.しかし,介護予防の主な支援者である保健師活動で使う技術について検証したものはほとんどみあたらない.本研究では,介護予防活動を行っている保健師がどのように地域や高齢者の現状を認識し活動につなげているのか,その活動体験を通して,虚弱高齢者が住み慣れた地域で生活を維持するための保健師の支援技術を明らかにすることを目的とした.地域の中でできる限り住民自身の力で活動を継続できる地域ケアシステム構築の示唆を得ることにつながる. 方法:K市は従来から取り組んでいる機能訓練事業や転倒予防教室,骨粗鬆症健康教育など,内容が重複している事業を再編した.生活機能低下を予防することを目的に介護予防事業を企画した4名の保健師に半構成的面接を行い,質的記述的研究方法を用いて分析を行った. 結果:この結果,8つのカテゴリーが見出された.見出されたカテゴリーは,【事業を始めるための共通理解の基盤づくり】,【疫学的な手法をもちいて校区の健康データを分析して示す】,【(地域の主婦層の情報と個々の事例のアセスメント情報をあわせて)地域の生活情報を把握する】,【現場の動向を把握する】,【最初に考えていた内容と現実とのズレとのすり合わせをする】,【地域に出向き高齢者が集まれるようにする】,【地域役員に負担がかからずに快く引き受けてもらえるように頼む】,【健康問題を抱えながらも参加している虚弱高齢者の体に対し配慮ある関わりをする】ことである.また,これらの8つのカテゴリーは,介護予防における高齢者のニーズを把握し,事業実施のための準備,そして,事業を地域住民が主体的に継続できるよう見通しを立て,地域での協働者との関係づくりを行うなど準備を整えていることを明らかにしていた.さらに,事業を定着させるために,保健師は行政組織において,住民ニーズにより適応する施策を提供するための技術を使っていると考えられる.}, pages = {67--73}, title = {虚弱高齢者の介護予防における保健師の地域支援技術の特徴}, volume = {8}, year = {2011}, yomi = {オガタ, ユキコ and オノ, ジュンコ and ヤマシタ, キヨカ and マツウラ, ケンチョウ} }