@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000362, author = {芋川, 浩 and IMOKAWA, Yutaka}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学看護学研究紀要}, month = {Mar}, note = {近年高齢化社会を迎えつつある日本において,多くの高齢者が医療に関わる機会も多くなると予想され,医療検査や医療処置の際の採血,静脈注射,点滴といった穿刺行為も増えていくと考えられる.「穿刺」という医療行為は体外より体内に異物を挿入することであり,免疫機能の衰えている高齢者には重大な感染を引き起こしうる危険性も大いに秘めているため,十分な注意が必要である.現在,簡易の消毒方法として,70%エタノール綿がよく用いられているが,「エタノール綿を用いた穿刺部位の消毒(disinfection)」に関する文献はその汎用度と比べて極めて少ない上,それに関する記述や説明もあいまいなため,医療現場で同じ手法で実施されていない状況も起きている.さらに,高齢者は若年者と比べて,表皮が乾燥し,しわも多く,生理学的にも異なっていると言われているため,70%エタノール綿の効果が若年者と同じであるのかどうかは疑問であった.そこで,本研究では,医療行為に関わる機会の多い高齢者のみを対象とした「エタノール綿を用いた穿刺部位の消毒」の効果などを検討した結果,表皮が乾燥し,しわも多いと言われている高齢者でも若年者と同程度の殺菌消毒効果があることを明らかにした.さらに,高齢者は若年者と比較して黄色ブドウ球菌の検出頻度が非常に高いという興味深い知見も得られた.}, pages = {53--59}, title = {高齢者を対象としたエタノール綿塗擦消毒効果と黄色ブドウ球菌の検出頻度}, volume = {8}, year = {2011}, yomi = {イモカワ, ユタカ} }