@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000348, author = {芋川, 浩 and IMOKAWA, Yutaka}, issue = {1}, journal = {福岡県立大学看護学研究紀要}, month = {Dec}, note = {<目的>mRNAはDNAより転写された1本鎖の構造をもち,タンパク質への遺伝情報の伝達役として,ゲノム中の数%のみがmRNAに転写されると考えられてきた.しかし,最近のゲノム解析から,70%以上のゲノムDNAが転写され,タンパク質には翻訳されないが,生命現象に重要な働きをもつことが明らかになってきた.その一つはRNA干渉(RNAi)と呼ばれ,現在医療・看護技術・医薬品への応用が大いに期待されているものである.そこで,イモリの培養細胞系を用いて,特定分子の遺伝子発現制御による細胞分化過程の制御をRNAiを利用し解析してみた. <結果>筋分化に重要な働きをすると考えられる長鎖ミオシンの二本鎖RNA(dsRNA)を作成し,単核筋芽細胞が多核の筋管細胞へ分化する培養細胞系でのRNAi効果を解析した.その結果,長鎖ミオシンの二本鎖RNAは培養細胞系において単核筋芽細胞の筋管細胞への分化を強く抑制できることがわかった. <考察>イモリでは,これまでRNAi解析がほとんどなさられておらず,今回の研究により,イモリにおいてもRNAiにより遺伝子発現調節が哺乳動物など他の脊椎動物同様に行われていることが明らかとなった.これはイモリの再生機構のメカニズム解明に大いに役立つばかりではなく,今後の創傷治癒や再生医療への応用にも役立つものと思われる.}, pages = {6--9}, title = {RNA干渉法 (RNAi) を用いた培養細胞の骨格筋細胞への分化阻害}, volume = {7}, year = {2009}, yomi = {イモカワ, ユタカ} }