@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000335, author = {田代, 英美 and TASHIRO, Eimi}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要, Journal of the Faculty of Integrated Human Studies and Social Sciences, Fukuoka Prefectural University}, month = {Mar}, note = {モータリゼーションの進行と公共交通の衰退は都市空間構成の非集中・拡散を促進し、個人の生活行動・生活圏が個別化する傾向に強く作用した。自動車保有率や自動車行動率等から見て地方社会においてはこの傾向は一層甚だしい。少子高齢化・人口減・産業衰退が進む地方社会では、効率的な大量輸送を前提とする利用者ニーズへの対応という観点では公共交通は成立しない。公共交通の“公共”に新たな視点から意義を見出せるかどうかが、今後の公共交通の存続にかかわってくる。  田川市中心部の平成筑豊鉄道沿線に位置する事業所を対象とした調査結果から、公共交通に関する重要な視点-生活行動の保証および利便性の他者との共有-を導き出すことができる。このような公共性への認識を基盤として、諸交通機関のネットワークを構築し、公共交通への潜在需要を顕在化することが最も重要である。それは、住民の生活行動を保証する、多様な社会的共有空間を形成するというまちづくりの課題と直接につながっている。地方小都市において公共交通の問題は個人の生活圏および地域社会の維持・活性化という課題と切り離しては考えられない。}, pages = {15--30}, title = {地方小都市における公共交通の課題}, volume = {14}, year = {2006}, yomi = {タシロ, エイミ} }