@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000319, author = {塩田, 昇 and SHIOTA, Noboru and 成清, 公弥 and NARIKIYO, Kimiya and 増田, 明 and MASUDA, Akira and 靏岡, 朋子 and TSURUOKA, Tomoko and 粟生, 修司 and AOU, Shuji}, issue = {1}, journal = {福岡県立大学看護学研究紀要}, month = {Dec}, note = {セルフケア行動は患者の生活の質を改善し,生命維持機能を保つ上に重要な機能であり,動物で広く認められる行動であるが,その生物学的基盤や神経機構はよくわかっていない.本研究では,ラットの毛づくろい行動(グルーミング)をセルフケア行動の動物モデルとして採用し,その神経機構の解明を試みた.前頭前野のセロトニンはストレス時に増加し,グルーミングとの関係があるといわれている.そこで,ラットにおいて自発グルーミングと霧吹きで誘発されたグルーミング,および強制水泳負荷後のグルーミングについて行動特性を比較検討した.さらに,自発,誘発グルーミング中の前頭前野のセロトニンとドーパミンの動態を自由行動下でマイクロダイアリシスを使い測定した.その結果,霧吹き誘発性のグルーミングは自発グルーミングと同様の性質を示したが,強制水泳後のグルーミングは持続時間も長く,その性質も異なっていた.グルーミング発現時のセロトニンおよびドーパミン動態については,前頭前野において誘発グルーミング中にセロトニン濃度が優位に増加したが,ドーパミンは変化しなかった.自発グルーミング中にもセロトニンが増加したが,有意の変化ではなかった.これらの結果は,マイルドなストレスで誘発されるセルフケア行動の調節に最も高次な脳機能を営む前頭前野が関与しており,その調節にセロトニンが関与していることを示唆する.}, pages = {1--8}, title = {セルフケアの神経機構:グルーミングにおけるラット前頭前野のセロトニン・ドーパミン動態}, volume = {6}, year = {2008}, yomi = {シオタ, ノボル and ナリキヨ, キミヤ and マスダ, アキラ and ツルオカ, トモコ and アオウ, シュウジ} }