@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000269, author = {郝, 暁卿 and HAO, Xiaoqing}, issue = {1}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要, Journal of the Faculty of Integrated Human Studies and Social Sciences, Fukuoka Prefectural University}, month = {Nov}, note = {本稿はアメリカ研修の報告の一部として作成したものである。目的はベトナム戦争と文化 大革命との関連性を検討することである。具体的な課題として、1.隣国のベトナムで中国封じ込めが目的の一つであるアメリカのベトナム戦争が激化し、中国の安全が深刻な脅威に直面しているときに、なぜ、毛沢東らが「内乱」ともいえる文化大革命を発動し、しかも、発動できたの か。2.毛沢東をはじめとする中国の首脳部は中国に対するベトナム戦争の影響をどのように判断したのか。3.その判断は後の文化大革命の発生と展開にいかなる意義をもつのか、を考える。結論の一つとして、中ソ関係の悪化に伴って、ソ連への不信感が強くなりつつあった中国共産党(とくに毛沢東)は、そのような国際認識と国内の政治闘争の必要に応じて帝国主義と「修正主義」に反対する外交路線の重点を徐々にソ連「修正主義」の反対に集中する方に偏らせていく一方、ベトナム戦争のエスカレーションを強行するアメリカに対しては硬軟両様の戦術でその政策決定を牽制することにより、最終的に中国自身は戦争に巻き込まれることなく、「修正主義」を取り除くことを目的とした国内の政治闘争――文化大革命に突入する余地をもつことができたということである。}, pages = {27--45}, title = {文化大革命と国際環境(4) -ベトナム戦争(初期)の要素-}, volume = {16}, year = {2007}, yomi = {ハオ, シオチン} }