@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000229, author = {田代, 英美 and TASHIRO, Eimi}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要, Journal of the Faculty of Integrated Human Studies and Social Sciences, Fukuoka Prefectural University}, month = {Jan}, note = {本稿の目的は、日本におけるナショナル・トラストが公共性の意味の転換に与えた影響と現段階での課題を分析することである。  日本のナショナル・トラストについては、その発展過程や事業内容から、「運動としてのナショナル・トラスト」・「団体としてのナショナル・トラスト」という類型を提起した。あわせて、「運動としてのナショナル・トラスト」が先行し、団体としての組織化が弱いことが特徴であると指摘した。他方の公共性に関しては、政策としての「正当性」、そこに至る「合意形成過程」、合意の内容を実施する「権限の行使」という3つの要素からなるものと整理した。  ナショナル・トラストは正当性と合意形成過程において外在的開発型を否定し、内在的持続可能型という新たな意味を獲得した。それを空間の取得という具体的なかたちで示そうとしたところに最大の意義がある。しかし、 「団体としてのナショナル・トラスト」が全般的に弱いことから、権限の行使=空間の所有・管理・利用の面では再構築が進んでおらず、大きな課題として残されている。}, pages = {65--74}, title = {ナショナル・トラストと公共性}, volume = {18}, year = {2010}, yomi = {タシロ, エイミ} }