@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000225, author = {神谷, 英二 and KAMIYA, Eiji}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要, Journal of the Faculty of Integrated Human Studies and Social Sciences, Fukuoka Prefectural University}, month = {Jan}, note = {固有名は人間の記憶とどのように関わるのか。固有名は集合的記憶にどのような影響を与えているのか。本研究は、ヴァルター・ベンヤミンの初期言語論を主要な手がかりに、「固有名と記憶」について思索を進め、これらの問いに応えるものである。本論文は、本研究全体の第1部にあたり、まず、ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」の成立事情をショーレムとベンヤミンの記録により明らかにする。次に、このテクストの構成を確認する。その上で、言語と名・名づけの関わりについて解明を進め、固有名の理論へと至り、最後にベンヤミン独自の「翻訳」概念について考察する。この研究により、固有名としての人間の名は、神の言語と人間の言語の中間的審級であり、誕生とともに受け取られた所与であるとともに、永続的な創造の源泉であることが明らかになる。また、翻訳とは、神が人間に委託した通りに、人間が名なきものを名づけることであることが分かる。}, pages = {13--25}, title = {固有名と記憶 (1)}, volume = {18}, year = {2010}, yomi = {カミヤ, エイジ} }