@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000224, author = {藤山, 正二郎 and FUJIYAMA, Shojiro}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要, Journal of the Faculty of Integrated Human Studies and Social Sciences, Fukuoka Prefectural University}, month = {Jan}, note = {本論の目的はウイグルにおいて、民考漢(漢語でミンカオハン、大学入試を漢語で受験するウイグル人のことをこのように称する。どのような集団が、いつから使用するようになったのか、よくわからない。これを明らかにすることも重要である。漢語で流布していることも注目しなければならない。これと対照的な言葉が民考民、入試をウイグル語で受験するウイグル人のことである)を通じて、民族アイデンティティの概念に批判的検討を行うものである。  ウイグルの教育的状況は中国政府の政策変更によって、激変を余儀なくされている。それに伴い、現地調査に基づく論文や書籍が出版され始めている。私のフィールドワークのデータをもとにそれらを検討し、民考漢といわれる人たちはどのような存在であるかを明らかにし、将来的にはどのようになるかを考えていく。  民考漢は民族的anomalyという人もいる。これは人類学者のM.ダグラスの概念を使用している。だが、これを民族的集団という人間に適用するには、単なる分類的逸脱、両義的存在とするだけでは図式的すぎる。動物的な分類と違い、人間集団が静態的に分類可能かという問題がある。さらに、民族的アイデンティティには、歴史的文脈での権力作用の発動を考慮する必要がある。}, pages = {1--12}, title = {ウイグル民族アイデンティティと民考漢の将来}, volume = {18}, year = {2010}, yomi = {フジヤマ, ショウジロウ} }