@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000200, author = {田代, 英美 and TASHIRO, Eimi}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要}, month = {Jan}, note = {交通研究のなかで地域公共交通や生活交通が大きなテーマとなり、地域社会学からのアプローチが求められている。本稿では、地域社会を単位とする生活交通と個人を単位とする交通行 動との関連を分析する枠組を提示した。この分析枠組に沿ってこれまでの調査データの整理を行い、現状分析と今後の研究課題について次の結論を得た。  ⑴現状では、交通行動の大部分が私的交通手段による移動になっていることから個人の交通行動と生活交通を結ぶ回路が薄くなっており、個人の行動をベースとする判断と地域社会全体をベースとする判断が分離したまま個人の意識の中に併存している。交通政策の選択においてダブル・スタンダードの状態であり、生活交通整備に対する合意形成の難しさの背景となっている。  ⑵合意形成に関連して、個人と地域社会との情報フィードバックと価値選択の過程を分析枠組に取り入れる必要がある。この場合の地域社会は市町村の範囲より小さい地区を考えるべきであり、交通システムに即した地区類型化がもうひとつの課題となる。}, pages = {59--72}, title = {地方圏における生活交通の社会学的検討}, volume = {20}, year = {2012}, yomi = {タシロ, エイミ} }