@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000196, author = {神谷, 英二 and KAMIYA, Eiji}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要}, month = {Jan}, note = {ヴァルター・ベンヤミンは、幼年時代にこだわり、幼年時代の記憶に特別な意味を与えている。本研究は、ベンヤミンの思索を手がかりに「幼年時代の記憶は集合的記憶とどのように関わるのか」を問う。本研究は3部構成であり、本稿はその第2部である。テクストとしては、 『ボードレールにおけるいくつかのモティーフについて』を主に扱う。ベンヤミンは、幼年時代の記憶と集合的記憶の交差を探究する際に「厳密な意味での経験」の重要性を指摘している。ベンヤミンは「経験」と「体験」を厳格に区別しており、本稿ではまずこの「経験」と「体験」の違いを明らかにした。次に、プルーストの「無意志的記憶」と同義とされるベンヤミンの「記憶」が、「厳密な意味での経験」といかに関わっているかを解明した。その際、「照応」と「アウラ」を鍵概念として考察し、 「記憶」が偶然的で一回的であることと、「厳密な意味での経験」が礼拝的性格をもつことを明らかにした。}, pages = {15--27}, title = {幼年時代の記憶と集合的記憶(2)}, volume = {20}, year = {2012}, yomi = {カミヤ, エイジ} }