@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000019, author = {SANO, Mayuko and 佐野, 麻由子}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要}, month = {Feb}, note = {本稿では、JPSP科研費(若手研究B)「ネパールにおける市場化・準市場化と男児選好」で実施した調査のデータを分析し、ネパールにおける「失われた女性たち」の今日的状況およびその背景にある男児選好の促進要因を明らかにすることを目的とした。  分析の結果、収入(経済資本)や土地、学歴(人的資本)、家族や近所の人以外に頼れる人(社会関係資本)をもたない人ほど、男児選好が促進されることが明らかになった。加えて、他の世帯と比較して生活水準が下位にあると感じる人、過去と比較して世帯の経済状況が上向いた人、生活水準を改善する機会が十分にあると思う人ほど、男児選好的であるという知見を提示した。これは、先行研究に対し、単純な資本の多寡ではなく、他者との生活水準の比較による相対的剥奪感、過去との比較による相対的上昇感、生活水準を改善する機会への期待感が男児選好の促進要因の一因であるという知見を提示するものである。}, pages = {17--32}, title = {ネパールにおける男児選好とその促進要因}, volume = {23}, year = {2015}, yomi = {サノ, マユコ} }