@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000179, author = {鷲野, 彰子 and WASHINO, Akiko}, issue = {1}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要}, month = {Jul}, note = {ブラームスは自身の楽譜を仕上げる際、その正確さにおいて非常なこだわりをもっていたことで知られている。また、彼の作品を演奏するにあたっては、彼の楽譜表示に従うことで彼の示唆した音楽に近づけることはよく知られている。それにも関わらず、現代の演奏家は彼の 《Op.117-1》に指示された速度表示に誰も従っていない。それはなぜなのだろうか。彼の音楽がどこか誤解されていることは考えられないか。当時の演奏家が遺した演奏をもとに楽譜を読み解くことでみえてくるものは、書法の中にみられる「ズレ」や、現代の私たちの楽譜の読みとり方 と当時のそれとの乖離である。彼らの行った方法で楽譜を解読し、演奏すれば、本来の19世紀の音楽がいかなるものであったかがみえてくる。そしてそれは、録音の遺されていない音楽にも応用できるはずだ。}, pages = {55--67}, title = {ブラームスが想定した《Op.117-1》の演奏はいかなるものであったのか -「ズレ」が表現するもの -}, volume = {22}, year = {2013}, yomi = {ワシノ, アキコ} }