@article{oai:fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp:00000172, author = {神谷, 英二 and KAMIYA, Eiji}, issue = {2}, journal = {福岡県立大学人間社会学部紀要}, month = {Jan}, note = {固有名は人間の記憶とどのように関わるのか。固有名は集合的記憶にどのような影響を与えているのか。本研究は、ヴァルター・ベンヤミンの言語論を主要な理論的手がかりに、「固有名と記憶」について思索を進め、これらの問いに応えるものである。本論文は、本研究全体の第2部にあたり、固有名のうち「まちの名」に焦点を絞って論究している。まず、第1部の最後に提示した、固有名と記憶の関わりについて研究を進めるための導きの糸を確認した。次に、遊歩者がまちの名の磁力に惹きつけられるあり方を描写した上で、レヴィナスのテクスト読解における「懇請」の概念を援用し、アウラにも言及して、その言語論的な原理を解明し、まちの名の磁力が世界の根源への門でもあることを示した。その上で、まちの名が弁証法的形象であることを示し、「歴史の原現象」としての、その歴史性を明らかにした。}, pages = {63--76}, title = {固有名と記憶⑵}, volume = {22}, year = {2014}, yomi = {カミヤ, エイジ} }